ルートレター 全ルート感想

2016.06.22
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ルートレター

今月16日に角川より発売された「ルートレター」
自分も数章を終えたあたりで「ん、この作品大丈夫かな…」という感想を抱いた通り、ネット上では主に「主人公の性格」を中心に酷評が溢れ、売り上げも芳しくないという厳しい状況が続いている模様です。

今日はそんなルートレターの全ルートのざっくりとした感想を。
当然ながらネタバレ全開ですんで、これから突撃するんだという人はご注意ください。

すれ違いルート

ルートレター

自分の初周はこのルートでした。初周の結末としてはまさにうってつけで、上記エピローグの台詞が醸す余韻が「秒速5センチメートル」を思い出させます。ほかは全然違うけど。物語の結末としても、現実感のあるこのあたりが一番の落としどころではないかと。

姫が森の姫ルート

ルートレター

不気味な後味を残すものの、全体で見れば中間に位置すると言えるルート。個人的に上記の女性介護士の風貌が夢に出てきそうなくらい苦手です。あと、この介護施設で無意味に描写されるポールダンスの部屋の異様さも印象的でした。特に言及はなかったと思いますが、あれほんとなんなのですかね。

呪われた手紙ルート

ルートレター

第9章で「カラスの便箋」、第10章で「髑髏の便箋」という、常識ではまずありえない不吉な便箋を用いる演出は割と良かったと思うのに、そのあとの上記のシーンで完全にギャグルートになってしまいました。文通の理由など、話の構成は綾辻行人さんの「Another」を連想させます。

政府の陰謀ルート

ルートレター

こちらは身近な人が実は政府の監視者だったという、個人的にシュタゲ的な気味の悪さがあるルートでした。ただ、ルート名で不可解な現象の理由が大体わかってしまうのは避けたほうがよかったのでは…。

縁結びルート

ルートレター

すれ違いルートのすれ違いを回避したトゥルーエンド。さすがにお話としても全ルートで一番まとまっているんではないかと思います。何よりヒロインの「はじめまして、マックスくん」からの「純愛ラプソディ」は、この曲目当てで購入した自分にとって大半を許せてしまえそうな破壊力であり、と同時に内容が内容なら、これは本当に自分にとっての「神作」になれたのではないかという歯痒さも抱かせる終わり方でありました。

終わりに

様々な面で期待した内容と違ったってのは間違いなくそうなのですけれど、とりあえずの全ルート制覇と、そのあと攻略作成のための再プレイで計10回以上もクリアしてみると、さすがに愛着というか、情的な思いも生まれてきます。
特に主人公マックスさんの性格については、ある意味での「ブレなさ」がジワジワとプレイヤーを魅了して、ネット上にも静かな波紋を生み出しているように思います。だってこんな人が身近にいたら絶対楽しいでしょ…。

恐らく、大半の人の期待に沿えた内容でなかったとはいえ、本作が最終的にどのような評価に落ち着くかは、ちょっと興味のあるところです。

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